見つけると「ドキッ」とする白髪。
最初は黒い髪が、どうして白髪になってしまうのでしょうか?
どうして白髪になってしまうの?そのメカニズム
髪の毛が黒いのは、メラニン色素によるものです。
メラニン色素を作るメラノサイト(色素細胞)は、もともと人間の神経細胞から分化したもの。だから、メラノサイトは神経細胞と同様に、精神的な影響をとても受けやすいのです。
そのため、心労やストレスが多い生活を続けていると、メラノサイトの機能が低下して、白髪になりやすくなります。
ストレスには自分で感じられるものもありますが、今の時代は、自分で気づかないストレスに蝕まれていることも。その中でも、髪に最も大きなダメージを与えるのが「夜更かし」によるストレスです。
というと、「私は夜型人間だから、夜更かししても大丈夫。
睡眠時間も足りてるし…」などと思う方がいらっしゃるかも知れません。でも、問題は睡眠時間にあるのではなく、夜遅い時間帯に起きていることにあるのです。
なぜならば、人間はそもそも夜行性ではなく、昼行性の生き物だからです。
ダメージを与えているのは、「夜更かし」?
睡眠中は髪が育つゴールデンタイム
現代は夜間でも活動している時間が長いのですが、もともと自律神経には、昼行性のリズムがあります。
まず、昼間には交感神経が働きます。
外界からの刺激に対して即座に反応できるよう緊張状態が保たれるので、細胞は酷使され、新しい細胞が作られることはほとんどありません。
一方、夜間は副交感神経が働き、眠っている間に、傷ついた細胞を修復したり再生したりしています。
髪の元となる様々な細胞が作られるのも、そんな夜間。だから、遅くまで起きていると髪のトラブルが起きやすくなるのです。
健康な髪のための睡眠
髪の健康のためには何時ごろに寝るのが良いのでしょうか?
髪に栄養を運ぶ、毛細血管の血流が最も良くなるのは、夜10時~午前2時だそうです。
この時間帯には眠っているのが理想的とのこと。
夜10時の就寝はなかなか難しいかもしれませんが、夜12時くらいまでには寝るようにしたいものですね。
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