円形脱毛症の方が増えているといいます。円形脱毛症になる原因を、国際毛髪科学研究会会長の井上先生に伺いました。
円形脱毛症 発症の原因
なぜ円形脱毛が発症するのかですが、ストレスや環境の変化が原因とされることは以前から言われています。ストレスには、精神的なものだけでなく、肉体的なストレスも含まれます。
最近は、子供や生後1年ぐらいの乳幼児にも発症がみられます。精神的なストレスというと、乳幼児には直接関係がなく、脱毛原因の一部にすぎないと考えられているようですが、実際、ご両親などにカウンセリングを行い確認しますと、思い当たるふしもあるようです。
神経的な緊張感が体を支配すると、体の防衛を司る免疫(リンパ球)系が過剰に働き、体内に入ってきた異物を攻撃しますが、このとき髪を作る毛母細胞は活発に細胞分裂しているため、異物と誤認されてしまうことがあり、リンパ球が攻撃して脱毛が発生してしまいます。
最近、脱毛される方が多くなっているのは、世の中がさらにストレス環境になっているためとも考えられます。より早く、より便利になった乗り物、パソコンの普及で世界中の情報がリアルタイムで入手でき、昼夜の関係なく活動できる環境が身近にあること、個人をとりまく社会情勢の変化にともない将来に不安を感じるなど、現代社会は進歩のとどまることなく変化しています。本来携わっている、人間の中にある自然が少々困っているような気さえします。
円形脱毛は、自己免疫疾患による脱毛の可能性が高いのですが、甲状腺の異常によっても、同様の脱毛をすることがあります。この場合、初期にはあまり自覚症状が出ないため、出来れば病院で血液検査をされることをおすすめ致します。
甲状腺の異常によって起こる脱毛の特徴としては、側頭部(もみあげ)近くに、脱毛が集中しています。血液検査の結果によって、処置の優先順位が決まります。また、自己免疫疾患が発生する根本的な原因は不明とされておりますが、免疫を司る白血球の成分バランスに影響されるともいわれています。具体的には顆粒球とリンパ球のバランスです。昼は顆粒球が増加し、夜はリンパ球が増加しますが、これは、夜更かしをしないときの状況です。
また、自律神経系の変調によってもバランスがくずれます。ストレス状態が続いたり、気分転換がうまくできないなどが要因です。集中力は、リラックスの中にあると考えた方が良いでしょう。趣味など好きなことをしたり、楽しい気持ちを持たれることは、ストレス解消につながります。
引用元:8341.jp
円形脱毛症とアトピーの関係
円形脱毛を発症する方の、約40%以上がアトピー性疾患を持っています。小児の場合では70%に近いともいわれています。 円形脱毛とアトピー性疾患の関係としては、免疫系(リンパ球)が過剰に働く異常としての自己免疫疾患が両疾患にあると考えられます。
このアトピー性疾患は年々増加傾向にあり、特に小児性が目立つようです。早すぎる離乳食への切り替えも原因のひとつだといわれています。少なくとも1年間は避けるようにすべきでしょう。
アトピー性疾患やアレルギー体質を治すことは非常に難しいことですが、症状を出さないようにすることは可能です。円形脱毛を改善するためにもアトピー性皮膚炎をおさえることは必要なことだと言えます。円形脱毛は、ストレスなどに反応することがきっかけだとも多くいわれますが、体質の改善そのものがもっとも重要になります。
できる限り原因を探ることは大事なことですが、けっして対処療法だけをしないようにしてください。場合によっては再発する可能性が高まり、円形脱毛を繰り返すことにもなります。ぜひ、気を付けてください。
引用元:8341.jp
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