私たち日本人は、ほとんどが黒髪です。その理由をご存知でしょうか。
女性は、若いころから髪の色を染めたり変えたりする機会が多いかと思いますが、なぜ私たちの髪色が黒いのかをご存知の方は、少ないのではないでしょうか。
髪色を決める成分は、なに?
成分的に、髪色を決めているのは「メラニン」です。
「メラニン色素」は日焼けやシミの原因としても、よく聞きますね。
このメラニンには黒褐色系のユーメラニン(真性メラニン)と、赤褐色~黄色系のフェオメラニンという2種類が存在します。実は、片方のメラニンのみを持っていることはほとんどなく、多くの人は両方のメラニンを持っています。
どんな髪色があるの?
黒髪にはたくさんのユーメラニンが含まれており、太くハリがあって、強度も強めです。アジア、アフリカ、中東、太平洋諸島など、多くの地域で見られます。
金髪は、全人口の2%以下と言われており、大部分は白色人種に発生する髪色です。大変細い毛髪で、他の髪色よりも毛量が多くなるのが特徴です。
赤毛は、世界中でもっとも珍しい髪色といわれており、主に白色人種に見られる髪色です。鮮やかな赤毛から、深みのあるボールド色まで、一口に赤毛と言っても多種多様です。髪質は太く、毛髪量は少な目です。
ちなみに、黒く太い髪をつくるユーメラニンは色素としても強いイメージですが、実は酸化しやすい性質。このため、脱色剤を使った髪のカラ―リングでは、まず濃い黒色が抜け、最後に赤色に変化していきます。
生き抜くために決まった「髪の色」
また、髪質は、紫外線から頭皮を守るため、環境によって変化します。
赤道付近の東南アジアやアフリカの人々が、黒々として強いくせ毛タイプが多いのは髪の毛の分け目から頭皮に紫外線があたるのを防ぐため。
逆に北欧にプラチナブロンドの人が多いのは、太陽の光が弱い環境で、できるかぎりの紫外線を吸収するためでもあるのです。
私たち日本人は黒髪ですね。
黒髪は紫外線を反射するメラニンをたっぷり含んでいます。さらに日本人の9割以上が、実はクセ毛体質です。
ショートカットではわかりにくくても、肩くらいまで伸びてくるとうねりがひどくなって、まとまりにくくなる方はクセ毛です。
いま、オゾン層の破壊が進むことによって、世界中で黒髪が増えてきているという説があります。
髪の色や癖は、あなたの身体が環境に適するために一生懸命変化した形のひとつ。
あなた自身が持っている「髪の生命力」でもあるのです。
では、白髪は?
白髪は、ユーメラニンもフェオメラニン含んでいない状態です。
なぜ、そのような状態が起きてしまうのでしょうか?
白髪には色素をつくる細胞(メラノサイト)が残っているにもかかわらず、メラニン色素をつくることを止めてしまった「休止型」と、メラノサイトそのものがなくなってしまった「欠失型」があります。
そして、白髪の多くが「欠失型」と言われています。
メラノサイトがなくなる理由は、3つあります。
その1 精神的ストレスなど
メラニン色素を作るメラノサイト(色素細胞)は、もともと人間の神経細胞から分化したもの。だから、メラノサイトは神経細胞と同様に、精神的な影響をとても受けやすいのです。 そのため、心労やストレスが多い生活を続けていると、メラノサイトの機能が低下して、白髪になりやすくなります。
その2 加齢
誰もが避けることはできない、加齢による老化現象です。ただし個人差がとても大きく、遺伝的な要素や生活環境も老化には深く関係しています。
その3 遺伝
病気等の理由なく、若くして白髪の多い人は、遺伝による影響が強いでしょう。早い方は10代から出る方もいらっしゃいます。メラノサイトの生存や影響が、遺伝的に弱いとされています。
あなたの本来の髪の力を、強くするために
髪はいまのあなたを表す、鏡のようなもの。毎日の生活が驚くほど影響しています。できてしまった白髪には、日々のケアが欠かせません。
食事とマッサージ、両方のアプローチで健康的な髪を取り戻しましょう。
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