暖かくなりはじめると気になるのが花粉。また、乾燥した空気に黄砂も飛んできます。髪についたものはしっかり落としましょう。また、その原因になるものについてもご説明します。
花粉や黄砂、実は身体にも付着しています
花粉症やアレルギーに悩む人にとっては、家の中に花粉や黄砂を持ち込みたくないもの。外から帰宅したら、洋服やカバンに付いた花粉などのホコリをしっかり叩いてから、家の中に入るようにしていただきたいのですが…思わぬ落とし穴が。それが髪。髪の毛についたホコリもしっかり落とすことを忘れないようにしましょう。
髪の毛にはキューティクルがあります。表面が細かなうろこ状になっているので、その溝に花粉のような細かいホコリが溜まりやすいのです。
また、髪が傷んで乾燥していると静電気が起きやすくなります。この静電気が厄介者。花粉などが付着しやすくなるのです。風の強い日などは、頭皮にも付着している可能性があります。皮脂が多いので払っただけでは落ちにくいのも難点。
着替えを済ませたのに、まだまわりに花粉が飛んでいるような気がしたら、髪や頭皮についた花粉に反応しているのかもしれません。花粉を落とし切るコツ、さらに花粉を寄せ付ける静電気を防ぐ方法、お教えします。
丁寧なブラッシングで髪からホコリを落とす
ホコリなどの汚れは丁寧にブラッシングすることでほとんど落ちてしまいます。ただし、力任せにブラッシングするとかえって静電気が起きたり、髪を引きちぎってしまいますので、まずは毛先のからみを取ってからブラッシングすると良いでしょう。頭皮にブラシを押し当ててから髪を梳かすと、頭皮のマッサージにもなります。頭皮に優しく、静電気の起きにくいブラシを使うのがオススメです。
シャンプーは泡で、頭皮から毛先まで洗う
シャンプーはよく泡立てて、指の腹を使って頭皮の毛穴から汚れをしっかりもみ出すように洗ったあと、指についた泡を手ぐしで通します。キューティクルには逆らわず、根元から毛先へ指を動かしてください。
髪をこすり合わせるのはNG。キューティクルが剥がれ、髪の痛みに繋がります。洗浄力が強すぎるシャンプーだと髪が乾燥して余計に静電気が起きやすくなり花粉などが付着しやすくなってしまいます。また、塗れた髪は摩擦に弱いため、髪をこするとキューティクルが剥がれてしまい、花粉が付着しやすい髪となってしまいます。正しいシャンプー方法を心がけてください。
トリートメントで髪をコーティング
乾燥を防ぎ、キューティクルの溝に花粉やホコリをとどまらせないために、トリートメントで髪のコーティングをしましょう。洗い流さないトリートメントは髪の表面にあるキューティクルを整えますので、花粉や埃が付着しにくく、また付着してもブラッシングですぐに落とせるような髪に仕上げます。ブローでスタイリングをする際にも、ドライヤーからの乾燥を抑えながら、髪の傷みを補修するタイプのものを使用すると良いでしょう。
ただ、はたいて落とせばいいというわけじゃない、春のホコリ。静電気対策も兼ねておりますので、是非試してみてくださいね。
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