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「黒髪が一夜にして白髪になった」という伝説は、数多くあります。

マリー・アントワネット、柳原白蓮、江戸川乱歩や村上春樹の小説にも出てきます。

こうした話は、現実にありえるのでしょうか?

結論から言うと、黒髪が一夜で白髪になるのは、その構造としてはありえない話です。
しかし、黒髪が白っ茶けた毛色になることはあるでしょうが、それも髪の毛が乾燥している時だけです。水で濡らせば、元どおりの黒い色に戻ります。

乾燥した黒髪は、白茶けて白髪に見える?

それにしても、なぜ、このようなことが起きるのでしょう?そのナゾを解くカギは、髪の毛の構造にあります。

髪の毛は、「海苔巻き」に似た構造をしています。
外側の「海苔」にあたる部分にあるのが、キューティクル。
「ご飯」にあたる部分は、毛皮質(コルデックス)。

そして、「芯」に当たる部分には髄(メデュラ)があり、この髄(メデュラ)は気泡を含んでいます。

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芯=髄(メデュラ)、内側=毛皮質(コルテックス)、外側=キューティクル

 

そもそも髪の毛は黒く見えるのは、毛皮質(コルデックス)に含まれている黒いメラニン色素が透明なキューティクルの上から透けて見えるため。でも、髪が乾いている時には、光が当たると、黒さが薄れて見えるはずです。

その理由は、髄(メデュラ)に到達した光が気泡に乱反射するためです。

この時、髄の気泡が多いほど、光の乱反射も強くなり、髪はいっそう白っぽく見えます。だから、一夜にして髪が白っ茶けた色になるのは、過度のストレスにより髄の気泡が多くなったせいだと考えられるのです。

一夜にしてメラニン色素が破壊されることは、理論的にはありえません。

ちなみに、ストレスで髪の髄の気泡が増えるナゾは、まだ解明されていません。

毛細血管が走っている場所には必ず神経層があるのですが、この神経層がストレスでピリピリ痙攣することにより、髪の髄が拡張し、気泡が入り込むのではないか…という説もあります。

一夜で白髪にはならないが、ストレスが原因で白髪になることも

とはいえ、ストレスは美髪の最大の敵です。ストレスによって血行不良を引き起こし、頭皮を硬くし、栄養分が髪の毛根に行き届かなくなるためです。白髪、抜け毛の原因のひとつはストレスにあります。

一夜にして白髪になることはありませんが、ストレスを溜めないよう、溜めてしまったら早めにリラックスできるようにするのが髪には良いのです。

ちなみに・・・

柳原白蓮が、最愛の息子の死によってショックを受け白髪になったという逸話は、彼女の白髪を嫌がっていた息子が死んだことにより、白髪染めをしなくなったからだと本人が後に語っているそうです。

 

頭皮にストレスをためないために、頭皮マッサージを始めましょう!

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